養老の滝伝説は、敬老の日に関係している伝説といわれています。これは敬老の日が広まる前にある村で行われた老人会を開催するときに参考にしたものであり、敬老の日にどのようなものを贈ろうか悩んでいる人にも把握して貰いたい伝説といっても過言ではありません。養老の滝と聞くと何となく千葉県の養老渓谷にある場所のイメージを持つ人も多いかと思われますが、この滝は滝百選にも選ばれているもので岐阜県養老郡にあります。落差32mで幅4メートルの規模を持つ、木曽川水系に属していることや岐阜県が設置した養老公園内の中にある滝で、ここは揖斐関ヶ原養老国定公園です。

岐阜県養老郡養老町には、養老神社と呼ぶ寺院があるのですが境内には名水百選に選ばれている菊水泉があり、この泉は鎌倉時代の古今著聞集の中で滝の水がお酒になった親孝行の伝説が記されています。美濃の国(現在の岐阜県)には、貧しく身分がとても低い若者が老父と一緒に暮らしていた、その若者は毎日山で薪を広い町で売る、父親の世話をしていたといいます。父親の楽しみはお酒を飲むことで、若者はヒョウタンを腰にぶら下げ酒屋へ出かけてお酒を買い求めては父親に飲ませていたようです。あるとき、若者は薪を取ろうと山奥に入ったところコケが生えている岩で足を滑らせてしまう沢へと落ちてしまったのです。

暫く気を失っていて目を覚ますとどこからともなくお酒の匂いがした、そのお酒の出どころとなるのが養老の滝であり、以降若者はお酒が出る滝にでかけてはそれを汲み父親に飲ませたといった伝説です。敬老の日のことならこちら